2016年 08月 13日
横隔膜の使い方 |
横隔膜というものの使い方については、声楽をする上では絶対に通らないといけない道。
しかし、その存在を感じることはできないし、自分の意思で直接動かせるものでもないから、はて、じゃあどうすればいいのですか?と誰でも思う。私も思いました。そして、困ったことにおそらくその議論は終わることがないと思います。
でも、横隔膜を上手に使えればきちんとした支えを得られる。この支えがないと絶対にベル・カントでは歌えない。
では、横隔膜をどうやって動かすか。
きちんと肋骨を開いて、息を入れれば下がる
骨盤を的確に立てる
お尻で息を吐く お尻でコントロールする
みぞおちと背中側の筋肉を外に柔らかく押し出す
肺というものの形を理解して、背中側に息を入れる
これは、今まで私が見聞きした方法論。ありすぎですね。(笑)
多分全部正しい。
これだけが正しい、というものではない。
でも全部やろうとすると上半身全てのパーツに意識を向けないといけない。
人間の体というか機能というのは、面白いもので一度に一つのことしか集中できないそうです。
だから、体にその形を覚えさせ、無意識にでも動くようにしていく。
結局は全体のバランス。
そのときそのときで弱いなと思う部分を自分で意識する。
そして人に客観的に見てもらう。
この繰り返ししかないかなと思います。
今私は、胸骨・肋骨を開いた状態をキープすることに意識を集中させてます。
おかげでそのあたりの筋肉が毎日筋肉痛。
でも不思議なもので、お腹の内側のインナーマッスルが自然と動くのを感じます。
身体の中がつながっている。
声楽の道とは、人体の不思議を発見することでもあります。
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by sayakah626
| 2016-08-13 18:55
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