2019年 09月 11日
ミラノの9月、と完全帰国のお知らせ |
暑い暑いと言ってる間に、ようやく秋の始まりを迎えたようです。
最高気温が30度をきるようになって、やっと頭も回りだしました。
例年8月の後半は涼しくなってくるのに、今年は8月いっぱいきっちり暑かったかな。
日本はまた大型台風が来て、電気が止まり、電車が止まり、と大変なようですね。なんだかいつも台風が来ている気がします。
さて、最近は何をしているかというと、Tese Tese つまり論文、論文。
夏の間いろいろ材料をかき集め、自分なりにイタリア語にし、論文を見てくれる教官を別途見つけ、お願いし、見てもらう日々。
なのですが、やはり書くイタリア語は難しい。(書いたことほとんどないし)
イタリア語独特の言い回しというか、日本語の感覚でイタリア語にすると、意味が通じず、、これは、どういう意味?!と聞かれ、一つずつ口で説明し、先生自ら一文一文書き直してもらってる状況です。本当に優しい先生には感謝。
が、その先生に歌の方の準備はどうなっているのか、聞かれました。論文は、歌曲科の卒業のための必須だと思っていたのですが、論文には点数はつかない、これはプラスαなんだから、歌を頑張れと言われてしまいました。いや、論文が書けるかのほうばかり気にしていたんですが!(日本語だったらいいんだけど〜)
でも日本の詩人と、イタリアの詩人の比較、という観点から考えて書いていて、個人的には色々面白い発見が多く、先生にとっても初めて聞く内容だから興味深い、と思ってくれているようで、ひと夏まるまる割いて、取り組んでいる価値はあるように感じます。
さて、10月の音楽院卒業をもちまして、5年ミラノで過ごしたこともあり、きりもいいことですし、思い切って日本に完全帰国することにしました。
イタリアで自分が吸収したかったことは、一通り吸収できたかなぁと感じておりまして、今後ここに残る、という場合は、イタリアで地に足をつけて”生きていく”ということになりますが、私はそろそろ日本で、今まで培ってきたことを皆さんに聴いてもらいたいなぁ、人生も含めて、次のステップに進みたいなぁと思うようになりました。
帰国後、11月以降は、少しずつ日本をメインに演奏活動をしていくつもりです!!
通うのもあと一月ほどとなった音楽院。
今日は朝9時から、試験に向けて、チェロとピアノの子とのレッスンがありました。練習室からの朝の中庭(回廊ですね)の風景。
Alfanoというイタリア近代作曲家の作品をやっていて、音源もないくらいマイナーだけど、イタリア近代の少し影がかかった感じが特徴の素敵な曲。
そして、併設している教会にも久しぶりに寄ってみたり。何度来ても素晴らしい。
いい季節になってきたし、大好きなミラノを離れるのは寂しいですが、また来ようと思えば、飛行機に乗れば来れるからね。
一ヶ月色々歩いて、写真を撮りためようと思います。
by sayakah626
| 2019-09-11 21:40
| いろいろ日常
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