2019年 04月 22日
飛んできたものは全部打ち返す? |
またまた、久しぶりの投稿となります。
イタリアは、夏時間がはじまってますます日が長くなり、過ごしやすい日が続いています。
そして、今日はパスクワ、感謝祭、英語で言うイースターですね。休日が続き、皆実家に帰り。という季節。
ミラノは、今日特に静かな気がします。
ここ2ヶ月ほどの間何をしていたのか振り返ってみると、、
バロックのコンサートがあってStrozziという女流作曲家の作品を、リュートとチェンバロと演奏してみたり、
必修である、ロマン派時代のドイツ宗教ものを題材とした歌曲クラスの期末試験があったり、
英語のディクションの授業もはじまって、English Englishと、American Englishの発音の違いをやって、イギリス人作曲家の曲を探したり、
必修ではないけど受講してみた現代歌曲のクラスで、ベリオやゲディーニ、それからラヴェルといった、20世紀作曲家の、民謡やモチーフにした調性が飛び飛びの曲をやったり。
あと、1900年代の歌曲を対象としたマスタークラスもありました。イタリアの近代作曲家として有名なベリオから、直接指導を受けたという教授がルガーノの音楽院から来てくれて、カゼッラやザンドナイと言った、100年位前のイタリア人作曲家の作品をみっちりやりました。
列挙してみて、いかに多々手を伸ばしているか、分かりました。(汗)脳、かなり使います。
特に現代曲は不思議な?曲も多いので、読み解き、自分のものにするのは、オペラやロマン派の作品を取り組むのとは違った、脳の使い方を要求されます。様式感が異なるので、これまでの音楽的経験で曲が進みません。
音楽院は、自分一人で勉強していたら、絶対!!に知ることのないまま、であったろうジャンルを、これでもか、これでもか、と与えてくれます。
そろそろ自由選択の単位も足りているので、全部やらなくていいのですが(実際、中国人なんかは、さっさと、切ります)、私は今回ふれなかったら、知らないまま終わるのかも?!と思うと、今学べるものは全部学んでおかないと、思い!
パスクワ後は、ちょこちょこテストがあって、7月頭に2年時修了試験、それから10月に卒業試験を受ける予定で、卒業試験は論文も用意しないといけないので、今のあたふたした生活がしばらく続きそうです。
西洋人の詩の世界に触れていると、日本で教育を受けた私は知らないけど、イタリア人たちは普通に教養として知っている話が、まぁ当然なんですが結構あって、イタリア語での理解が難しい文学的な部分は、日本から入手した本をこっそり読む最近。(ここに書いたらこっそりじゃないか!)
やっぱり知らないと困る、イタリア文学のベースとなっている、ダンテの「神曲」。
ダヌンツィオなんか、神曲の一節を、読む人が読めばわかる方法で引用しながら、彼独自のの詩の世界観を構築している。
ギリシャ神話における「アルカディア」の概念なんかや、羊や羊を率いる牧人に対する概念なんかも、とても重要。
松村真理子先生著「ダンテ『神曲』」

フランスの印象派作曲家が、数多く題材としてとりあげたマラルメ。その摩訶不思議さを解説してくれる原大地先生著「マラルメを読もう」。題材は「牧神の午後」で、私が読もうとしている詩、そのものではないけど、マラルメのベースになってる価値観から解いてくれている。

それから、筒井康隆氏著「ダヌンツィオに夢中」
ダヌンツィオは、イタリアの近代歌曲をやるなら絶対に外せない詩人の一人。
新聞記者として動きながら詩を書き、文学も書き、戯曲も書き、その後政治活動もして、ファシズムを突っ走り。なんでも盛り込むのが好きな彼は、その詩も、イタリア母語者であっても、意味わからん、という造語と世界観の持ち主だそうで、日本語での蔵書探しましたが、もう取り扱われてないことが多し。中古で手に入れた一冊。

by sayakah626
| 2019-04-22 01:20
| 歌について
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