2017年 06月 20日
ミラノの夏、と日本滞在まとめ |
ミラノ戻りました。
やはり、特にオペラは歌う前に解説を交えたことで、皆さん楽しく聴いていただけたようで。
暑いです。
暑い!
明日からは連日35度超え。ということは、33度だったらしい?今日はまだマシだったみたい。
去年の夏はそこまで暑くなかったけど、来たばっかりの2年前の夏は暑かった。
冷房がない貧乏学生の私達は、皆で文字通り、虚ろになりながら、水風呂浴びながら、夏を乗り切りました。
というか、正確には夏の終わりも見えてきた8月の後半、目眩で起き上がれなくなり、お医者さんに行ったらビタミンとカリウムが不足している、と言われたことが。
早速、前と同じ轍を踏まないように、ビタミンBとカリウムの入ったパウダーを水に溶かして、飲んでます。
街の中のミラネーゼは、すでに皆こんがり焼けてます。
日本滞在は、1日のムダもなく、スケジューリングいたしまて、ミラノでご縁をいただいた方のところへあちこち行ったり、念願の長崎にも行ったりしました。
今度蝶々夫人を歌う機会がありそうで、その前はやはり長崎は見ておきたくて。
長崎は、実はくるりと海に囲まれていて、同じ海際の街と言っても私の地元である横浜や神戸とは違う、独特の雰囲気を持つ街でした。
蝶々夫人を書いたプッチーニは、その舞台となった長崎までは、実は訪れていません。蝶々夫人の戯曲を書いた、デーヴィッド・ベラスコというアメリカ人の(確か)妹が長崎に滞在していたことがあって、そのときの彼女の話を元に書かれたそうなんですね。パリで蝶々夫人の舞台を見たプッチーニは、これをオペラにすることを決め、日本や中国から、様々な楽譜を取り寄せて、民謡を研究し、アジアのエッセンスを取り入れながら仕上げたそうです。
蝶々夫人を聞いていると、プッチ二アーナ的イタリアンパッションと、アメリカンな陽気さと、日本の演歌と、ディズニーの世界が交錯するように感じるのは、私だけでしょうか。
東京のカデンツァーレさんでのコンサートも無事終わりました。
お店いっぱいにお客様にお越しいただきました。来てくださった皆さん、ありがとうございます。
お店の雰囲気が変わらず素敵で、写真を1枚。
イタリアに住んでないと、そういうふうに歌えないよね、と言うお褒めの言葉?もいただきました。
でも、一人で歌って、一人で解説は結構大変でした。
海外に住んでて、だと準備が大変ですが、今度、東京でコンサートをするときは、どなたかと組んで、ホールでできたらいいです。
今回の滞在では、姿勢や立ち居振る舞いが(もはや?)イタリア的だ、と何度か指摘を受けました。やはりオペラで舞台に立つにあたって、必要不可欠なのでかなり気をつけているのですが、無意識のうちにそう見える?くらいだいぶ浸透してきたかな。
帰ってからは、来週から参加するオペラのコースの準備に没頭しています。
暗譜してくるように、と書いてありますが、なんと譜読みから開始しております。
そして、色々見たいオペラや、曲はヤマとあるのですが、暑くてそれ以外のことまでできておりません。
7月、8月とやりたいことが目白押しなので、暑さに負けず、引き続き頑張ります。
by sayakah626
| 2017-06-20 07:30
| 歌について
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