軟口蓋を上げる、ということ |
最近まとめたいなと思ったテーマ。
軟口蓋。
ここをあげて、
ということは、声楽を習ったことのある方なら一度は聞いたことがあると思います。
ちなみに、韓国人は、その言語特有ゆえに、意識してるみたいですが、軟口蓋があまりない、我々より自然にあがるようです。
イタリア人も、言語の特徴上、自然に上がってますね。
日本語を話す日本人は、まずあけることを覚えなければなりません。
言ってみれば、ピアノを弾くときは、かならず鍵盤の蓋を開ける、というイメージでしょうか。
軟口蓋をあげるための事前トレーニング
注意事項:イメージだけではあがりません。
柔軟体操みたいな感じで、私はいつもやってます。
・一番分かりやすいのは、あくび
自然に喉の奥の奥が上がりますね。
・小鼻脇の筋肉を強化する
ニッと笑った時、あがる部分ですね。ここは、軟口蓋の筋肉とつながっているそうで、ここをいつもあげている、普段からマスクして上げている、という友人がいました。
ただし、顔が変になるので、やりすぎは注意です。
・単純に、あごを下げる
あごを開けた時、耳の前に手を添えていると、下がる骨があると思います。そこからカパッとあけます。自然に、軟口蓋全体があがるのを感じるかと思います。
・スプーンで喉の奥を押し広げる
私は、最初指でやれと言われ、指に雑菌がついていたのか、そのあと腫れて本当に大変なことになりました。
スプーンでやれ、という人もいました。イメージを掴むには手っ取り早いかもしれませんが、私は物理的に何かを押し込むのは、オススメいたしません。そういう方法もあるということで。左右両方に、広がるように押し当てます。最初は、うげっと(失礼)吐きそうになるところです。
・後頭部の骨をあげる
以前のブログで書いたことですが、後頭部をあげるイメージを持つと、自然と喉の奥が上に引き上げられる感じがしませんか?
そして、一番大切なこと。
柔軟体操が終わったら、歌うときは、何も考えません。
理想は、口を開いたら声が出る。
以上。
というのが理想です。
声を出しだしたら、もうあれこれ考えてはならないのです。
軟口蓋周りの筋肉は1日にして、柔らかくかつ上がるようにはなりませんから、色んな方法で、ほぐし、動かせるようにしていくことが大切かと思います。