レパートリーの変化 |
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2017年 01月 02日
最近の歌の話。
今までリリコ・コロラトゥーラ、リリコ・レッジェーロのレパートリーでやっていましたが、リリコに移行していくことになりそうです。 将来出産をしたりとかしたらそういう日が来ることもあるかもなぁとは思ってはいましたが、思ったよりも3-5年くらいは早かったです。 きっかけは、実は「リゴレット」のジルダ役。 ジルダは、リリコ・コロラトゥーラの代表的な役です。 ヴェルディが書いたときは、椿姫もレオノーラもジルダも何と!同じソプラノが歌ったそうで、アリアの中のカデンツァで今歌われているHigh E♭はなくって、リリコだったらしいのですが。 段々時代が進むに連れてHigh E♭が必須となり、今はもう少しレッジェーロの人が歌うんですね。 一番今の自分にあってると思って、かなり時間をかけて準備してきてたんですが、アリアだけ歌うと歌えるのに、登場から3シーン通して歌うと歌えない。 先に重い後半をやってから、前半を歌うと死にそうになる。 やたら疲れる。 風邪が治りきっていないせいなのか、歌えてないからなのか、テクニックが悪いからなのか、だんだん理由がよく分からなくなってきて。 自分ではよく分からないんですよね。そして、とうとうHigh E♭がかすりもしなくなりだし。 側で聞いていた友達が、さやかさんは絶対リリコだと思う。ポジションが変わってきている。 と3週間言い続け、ちょっと考え方を変えることにし、心機一転、新しく紹介してもらったマエストロのところに通いだし。 通いだしてまだ2週間半くらいですが、完全に変わりました。 ずっと足りないけど、どうしたらいいか分からなかった、いわゆるメロッキ派と言われるベル・カントのテクニックのイロハ、を理解しつつあります。 ちゃんと喉を開いて、身体をちゃんと使って歌う。正統派のイタリアならばでの歌い方です。 本当にいい先生、あっている先生というのは、すぐ変わる、と言いますが、本当にそのとおりで。 こういう出会いに恵まれたことは、将来本当にラッキーだったと振り返って思うと思います。 結論としては、私はレッジェーロだからそれぽく歌わないと思うあまり、テクニックをそもそも少々勘違いして歌っていたし、逆流性胃腸炎になっていたそうで痰が出ていたのも事実だし(結局お医者さん行きました)、そしてそもそもレパートリーも間違っていた、というところでしょうか。 そんなわけで、新しい世界に足を踏み入れたことに、今とてもワクワクしています。 リリコ・レッジェーロは、少女、乙女、嫁入り前の娘、がほとんどですが、リリコになると大人のオンナです。酸いも甘いも噛み分けた、円熟した女が人生を歌います。 音楽も、歌っている内容もガラリと変わりました。 今の等身大の自分も、リリコに近いかもしれません。私も年を取りつつあります。 そして、そんなにヴェルディなんて歌うことはないだろうなぁとなんとなく思ってたけど、そんなことはないです。 やっぱりイタリアはヴェルディを生んだ国ですしね。歌えたら嬉しい。 まさか歌うことはないだろうと思っていたプッチーニの「蝶々夫人」も、そのうちレパートリーになっていくかと思います。 今年も地道に一歩ずつやっていきます!
by sayakah626
| 2017-01-02 06:14
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