2016年 08月 10日
頭蓋骨を使う |
ベル・カントで歌えるに至るまでには、色んなステップがあるわけですが、その一つが、頭蓋骨の柔らかさ。
実は、頭の骨って動かせるんですよね。伸び縮みできるというか。
まぁ、頭蓋骨は23個もののパーツの組み合わせで成り立っているそうなんで、当然といえば当然。
頭をつかう。
↓
『脳味噌を使うのではなくて、頭そのものを使う。』
よく生まれたての赤ん坊の頭は柔らかいから、つむじを押しちゃいけないとか言いますが、その部分を意識すると、なんとなく頭の上がすぽーんと抜ける感覚があります。
これは声を出さないでのトレーニング。息を吸いながら、頭頂骨を頭上に持ち上げるイメージ。
この感覚ができると、うまく頭声にのせられる一歩になります。
イタリア人は、普段から頭声で話してるから自然にできてしまうことが多いみたい。ウィーン少年合唱団のような、あの天使の歌声も、これが自然?にできてるからだと思います。
そして実はクラシックだけじゃなくて、ポップスのボーカルトレーニングにも同じことが言えるんじゃないかなと。
どうしても人間、アゴに余計な力が入ってしまいがちですが、頭蓋骨をうまく使えれば、アゴには自然と力が入らなくなります。
by sayakah626
| 2016-08-10 18:48
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