2016年 06月 16日
無酸素運動のススメ & 歌手はアスリート? |
元々、私は運動がどちらかと言うと好きで、軽く走ったり、テニスしたり、ヨガに通ったり、ということはしていたのですが、ある時、スポーツトレーナーをしている友人から筋トレをススメられ。
男子が筋トレするのは分かりますが、女性で筋トレを積極的にしている方は少ないのでは?
最初勧められた時、そこまで頑張らなくていいんじゃないかなと思ってたのですが、ある日思い立ってちょっとやってみようかとジムに通いだしたら、すごく体調がいい。軽く走った後、軽い筋トレ=無酸素運動を取り入れることで、血行が良くなり、血圧は上がって元気になるし、気になる部分も引き締まってきたように思います。
特に女性の場合は、そこまで負荷をかける必要はないようで、自分の身体の重さを使う程度でいいようです。
バランスボールを背にあててスクワットを10回x3セット、バランスボールに座って腹筋、バランスボールに足を乗せてバランスを取りながら腕立て伏せ、そのあと少しマシーンを使って軽く胸筋と肩甲骨周りを鍛えるトレーニングをする程度ですが、3ヶ月位立って以来少しずつ身体が変わっているのを感じます。ポイントは、間に30秒程ずつインターバルを取りながら、決められたセット数をこなすことだそう。
なんとなく適当にやって、疲れたから今日は2セットでおしまい、というのはダメなそうです。
とにかく10回x3セット と決める。時計を見ながら、こなす。
一回に全身する必要はなくて、今日は腹筋の日、今日は背筋の日、とメリハリをつけるのもいいそう。
特にスクワットは、太ももとお腹周りという身体の根幹を強化してくれますし、30回こなす頃には、全身の血が回りだして、身体も脳も起きるのを感じるので、必ずするようにしています。
最初の1,2ヶ月は身体に変化は現れず、意味はあるのかしらと思いましたが、段々変わっていくことに気が付き、身体のラインてある程度自分で作れるんだ、と驚きを感じています。何より、風邪をひかなくなりました。今日はちょっと体が重いな、と思っても、軽く走り、軽く筋トレ、すると元気です。自宅でもできますし、実際そういった運動をしている歌い手も多いようです。
ただやり過ぎは禁物。
あんまり筋肉マニアになって変にトレーニングしすぎると、筋肉が固くなりすぎて、歌う時、使うべき場所を柔らかく、自由に動かせなくなるデメリットも生じ得ますのでご注意。まぁ普通の人は、普通にやってる限り大丈夫と思いますが一応。
最初は、何回かトレーナーについてもらってやるのもいいと思います。どうも私などはトレーナーにお願いするなんてもったいない!と思ってしまうタチですが、ジムで周りを見ていると、イタリア人はトレーナーをつけて何かをする、というのが好きなようで、トレーナーが回数を数えながら見守っているのをよく見かけます。
無酸素運動の効能に気がついてから、周りのカンタンテ(歌手)仲間に、熱く筋トレを勧めているのですが、体型を気にしている人ほど、激しい拒絶反応を示しますね、気持ちは分かりますが、そこを変えると何かが変わるかもしれない!拒絶反応を起こしたくなる人ほど、是非試してみてほしいです!
今も現役で歌うメゾのマエストラ・ディンティーノは、非常にエネルギー量が高い人で、以前受けたマスタークラスでは、
「あなたたち、歌手はね、アスリートなのよっ!頭で歌うんじゃないのよ!!」
と叱咤していました。彼女のレッスンは、翌日筋肉痛になり、3日続けると腹筋をはじめとした全身が痛くなるくらい、身体を追い込むものです。
別の日本人の先輩も、「我々は何よりも肉体労働者なのである。」と言っていたのを思い出します。彼は、筋肉量が多いのか物理的にも?重くて、支えながら歌おうとしたら苦労したなぁ。
by sayakah626
| 2016-06-16 06:34
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